第50回衆議院議員総選挙
(投票日は2024年10月27日[日])
の結果

2024年10月29日更新

有権者数(投票ができる人の数)

1億0408万3563人
  男性:5030万8110人
  女性:5377万5453人

投票率

53.85%
  男性:54.30%
  女性:53.42%
2022年の参議院選挙は52.05%
2021年の衆議院選挙は56.44%
2019年の参議院選挙は48.80%
2017年の衆議院選挙は53.68%
2016年の参議院選挙は54.70%
2014年の衆議院選挙は52.66%
・・・
2009年の衆議院選挙は69.28%
(↑民主党に政権交代した時)

各政党の獲得議席

政党名 選挙前 選挙後
自由民主党 247 191
公明党 32 24
立憲民主党 98 148
日本維新の会 44 38
日本共産党 10 8
国民民主党 7 28
れいわ新選組 3 9
社会民主党 1 1
参政党 1 3
日本保守党 0 3
みんなでつくる党 0 0
安楽死制度を考える会 0 0
無所属など 22 12
ーー合計ーー 465 465


コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

今回は裏金問題とかがいろいろ騒がれてたりしたけど、投票率はまた上がらなかったなあ。半分近くの人は投票に行かなかったなあ。まあただ、どこの政党の人が何人当選したかとかっていう、選挙の結果は、今までとだいぶ変わったなあ。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

今回の選挙では、

とかで、自民党とか公明党とかにはかなり有利な状況だったはずだが、それでも自民党も公明党も当選者数をかなり減らして、自民党と公明党を合わせても半分よりだいぶ少ないという結果になったなあ。自民党とか公明党とかとしては、これはかなり大誤算で、「惨敗した」「大失敗だった」というところなんじゃねえかなあ。まあ、選挙のタイミングが悪かったとかやり方が悪かったとかっていう問題じゃねえと思うし、これでこんなに駄目ならこれから先はどうすればいいんだとかって思ってたりするかもなあ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

自民党とか公明党とかって、なんか宗教的な感じで信じてる人が多かったり、特定の企業とか事業者とかが儲けやすくなる政策をやってそこから支持されるようにしてたり、実際には他の政党とかでもやるような政策を自分たちのおかげだって言って信じさせてたりしてて、けっこうな不祥事があったりあまり民主主義的な政治とかをしてなくても、投票してくれる人がけっこうたくさんいるんでしたっけ。だから、その他の人たちがあまり投票に行かなくて全体の投票率が低いと、それだけで得票率が高くなってすごい有利なんでしたっけ。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

公明党は、議席が25%減った上に、1ヶ月前くらいに党の代表になったばかりの人とか副代表とか広報局長とかも落選して、おそらく大誤算だっただろうし、数字以上に大惨敗な気分なんじゃないかなあ。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

今回、日本維新の会も2割近く議席を減らしたね。日本維新の会は、1年前あたりでは、マスコミの世論調査の支持率とかでは立憲民主党を追い抜くくらいの勢いになってて、くわえて今回は自民党とかが裏金問題とかでかなり問題になってたから、当選者数を大きく増やすつもりのところだったんじゃないかと思うけど、この結果はかなりショックだったんじゃないかな。特に大阪以外での支持が伸びなくてむしろかなり失速してるようで、じゃあ今後は一体どうしていけばいいのかと悩んでるかもしれない。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

日本共産党は、自民党の裏金問題とかを最初から追求してたし、議席を増やそうと思って今回たくさんの人が立候補したんじゃないかなあと思うけど、むしろ議席が減っちゃったんだなあ。これは予想外だったんじゃないかなあ。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

国民民主党は4倍の28議席に、れいわ新選組は3倍の9議席に、それから参政党と日本保守党は新たに3人が当選したけど、まあまだ少数政党っていう感じだし、これから支持が広がっていくのかなあ。規模が大きくなってきたり知名度が高くなってきたりすると、それだけ期待されるものも大きくなってきたりして、期待外れだとその反動も大きくなったりするからなあ。


コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

マスコミの多くは、どこの政党が何人当選したかとか、与党で過半数に届かなかったとか、いわゆる権力争い的な部分の結果ばかりを多く報道するけども、実際問題として、各政党の当選者数っていうのは、各政党の得票数だとか得票率だとかと完全に比例してるわけではない。そこで、実際の民意はどうだったのか、比例代表方式での各政党の得票数だとか得票率だとかはどうだったのかというところを見ていってみようか。

各政党の比例代表方式の得票数

政党名 得票数 投票数
からの割合
有権者数
からの割合
比例での
獲得議席
自由民主党 1458万2690 26.73% 14.39% 59
公明党 596万4415 10.93% 5.89% 20
立憲民主党 1156万4221 21.19% 11.41% 44
日本維新の会 510万5127 9.35% 5.03% 15
日本共産党 336万2966 6.16% 3.32% 7
国民民主党 617万2434 11.31% 6.09% 17
れいわ新選組 380万5060 6.97% 3.75% 9
社会民主党 93万4598 1.71% 0.92% 0
参政党 187万0347 3.42% 1.84% 3
日本保守党 114万5622 2.10% 1.13% 2
みんなでつくる党 2万3784 0.04% 0.02% 0
安楽死制度を考える会 1万8455 0.03% 0.016% 0

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

自民党は一番当選者が多かったけど、投票できる人全体から見ると、14%くらいの人からしか投票してもらえてない。投票した人の中だけで見ても27%くらいで、4人に1人よりはちょっと多いかなというくらいだけど、当選者数は191人で、全体の41%くらいになってる。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

立憲民主党は、投票数からの得票率は21%くらいですけど、当選者数は148人で、全体の32%くらいになってますね。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

あれ? 2つの政党とも、比例代表方式での得票率のわりに当選者数が多いんですね。ということは、逆に、比例代表方式での得票率のわりに当選者数が少ない政党もあるっていうことかな?

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

例えばれいわ新選組は、投票数からの得票率は7%くらいだが、当選者数は9人で、全体の1.9%くらいにしかなってない。得票率は自民党の4分の1以上だが、当選者数は自民党の21分の1くらいしかいない。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

えっ? 国会での議席率と実際の得票率とかってそんなに違うんだ。国会での勢力は自民党の21分の1くらいしかなくても、選挙での得票数・民意は、自民党の4分の1以上あったりもするんだ。逆に、自民党は、国会では41%の議席をしめてるけど、得票率は投票した人の中でも27%くらいで、有権者全体から見ると14%くらいの人しか自民党に投票してないんだ。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あっ、ちなみに国民民主党は、立憲民主党の半分以上の得票数ですけど、当選者数は立憲民主党の5分の1以下ですね。


コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

じゃあ次は、各政党の得票数が前回2021年の衆議院選挙の時とどう変わったかを見てみようか。これを見ると、投票率は今までと同じくらいだったのに今回の選挙結果が今までとだいぶ変わった理由がわかるかもね。

前回(2021年)との得票数の比較(比例代表)

政党名 前回 今回
自由民主党 1991万4883 1458万2690
公明党 711万4282 596万4415
立憲民主党 1149万2115 1156万4221
日本維新の会 805万0830 510万5127
日本共産党 416万6076 336万2966
国民民主党 259万3375 617万2434
れいわ新選組 221万5648 380万5060
社会民主党 101万8588 93万4598
参政党 - 187万0347
日本保守党 - 114万5622
みんなでつくる党 79万6788 2万3784
安楽死制度を考える会 - 1万8455

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

あ、自民党の得票数がかなり減ってますね。計算すると、27%くらい減ってるかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

そうだな、これにはオレはかなり驚いた。近年、自民党の得票数っていうのは、だいたい1770万票から1990万票くらいで安定してた。2009年に119人しか当選できなくて民主党に政権交代した時でも、1881万票の得票があった。まあ2009年の時には投票率が69.28%あったけど、それ以降は、投票率がいつも50%くらいになって、でも自民党の得票数はそんなに減らなくて、それでいつも自民党の人がたくさん当選してた。今回も投票率は上がらなさそうということで、結局また同じような結果になるんじゃねえかなあと思ってたが、今回はなんと自民党の得票数が目に見えて大きく減った。まあオレも驚いたが、自民党の議員の人たちとかはもっと驚いたんじゃねえかなあ、かなりショックを受けたんじゃねえかなあ。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

あ、なるほど、それで、「投票率が低いなら自民党が勝てる」ってことだったのに、今回は惨敗になっちゃったのか。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

ちなみに、同じく低投票率に強いって言われる公明党も、けっこう減ってますね。計算すると16%くらい減ってるかな。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

立憲民主党は、当選者数は96人から148人にかなり増えたけど、1.5倍くらいになったけど、得票数は実は前回とほとんど変わってないんだなあ。これはそんなに喜んでいられる状況でもないのかも?

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

日本維新の会は、議席数はそんなに大幅に減ったわけじゃねえけど、得票数は37%くらいも減ってるな。これはかなり深刻な問題なんじゃねえかなあ。日本共産党もなんか20%くらい減ってるなあ。

ソテの顔 ソテ(28歳くらい)

一方で、国民民主党は2.4倍くらいに、れいわ新選組は1.7倍くらいに増えましたね。まあ、もともとがそんなに大きな得票数ではないとはいえ。それから、参政党はいきなり社会民主党の2倍くらいの得票で、日本保守党も社会民主党を超える得票だったんですね。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあ、今回投票率はいつもと同じくらいだったけど、もしかすると、いつも投票に行ってる人だけがまた投票に行ったんじゃなくて、自民党とか公明党とかにいつも投票してた人の一部とかが投票に行かなくなったり、今まで投票に行ってなかった人の一部が新しいところに投票したっていうのもあったのかもね。今回は今までとはだいぶ違う選挙結果になって、来年の7月あたりにはまた参議院選挙もあるわけだけど、これから先はどういう流れになっていくのかな。各政党とかはどういうふうに行動していくのかな。

ソータローの顔 ソータロー(35歳くらい)

自民党の得票数がかなり減ったのは、今回だけの一時的な現象なのか、それとも今後もずっと続いていくのか・・・。自民党はこのままじゃ駄目だと思って変わっていくのか、それとも結局また変わらないのか・・・。今回の選挙で得票数を増やしたところは、一時的なブームなのか、それとも躍進の始まりなのか・・・。

サキノブの顔 サキノブ(20歳くらい・学生)

そういえば、昔の『NHKから国民を守る党』の『みんなでつくる党』は、もう全然存在感がなくなっちゃいましたね。政党って、新しく出てきてちょっと盛り上がっても、しばらくしたら消滅しちゃうのもけっこうありますよね。

コーシ先輩の顔 コーシ(35歳くらい)

まあ、結局のところ50%くらいの人は投票に行ってなくて、一番得票数の多い自民党でも有権者全体の14%くらいにしか投票してもらえてないわけだから、みんなが本当に投票したいと思うような政党とかが出てきたら、選挙の結果だとかこの国の未来だとかみんなの人生だとかなんて、一気に大きく変わる可能性もあるんじゃないかな。


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